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“僕にだけ何もない” 仲間たちの中で
たった一人名前すらないスマーフの心情を宮野真守さんがせつなく歌う
「なにもない僕」歌唱シーン本編映像が解禁!さらにコメントも到着!

リンゴ3つ分の背丈の小さくて青いスマーフたち。みんな同じように見えるけど、実はそれぞれの性格や特技などの個性に合わせて、ひとりひとり名前が付けられています。みんなに大人気の“インフルエンサー”スマーフ、どこにでも溶け込む“カムフラージュ”スマーフ、どんな音でも出せる“音響効果”スマーフ、スケジュール管理が得意な“カレンダー”スマーフ、心配性の“びくびく”スマーフなど、キャラクターは十人十色。ところが、スマーフ全員が何かしらの個性を持っている中、たったひとり個性がないゆえに“名前すらない”スマーフがいました。それが“ノーネーム”(名無し)です。

パパスマーフは「名前が無いのがお前の特技だよ」と優しく諭しますが、ノーネームは「自分だけみんなと違うってキツい…」と納得できない様子。そんなノーネームがひとり自分の存在に悩む姿をつづった歌が「なにもない僕」です。ノーネームの吹替を務めた宮野真守さん自らがこの楽曲の歌唱も担当し、切なくも優しい歌声で見事にノーネームの心のうちを表現しています。「自分って何者だろう?」という悩みをテーマにした楽曲に、きっと誰しもが共感するはず。ノーネームの歌声を吹き替えるにあたり、宮野さんは「原音のジェームズ・コーデンさんの歌とお芝居が素晴らしいので、そのマインドやニュアンスも吹き替えで表現できたらと挑み、その上で日本語だからこそ見せられるものにも迫っていった」と、オリジナル版の歌を意識しつつ、そこに日本語の良さも加えられるよう心がけたといいます。また、「ノーネームの悩みや想いをしっかり意識して“歌いすぎない”、でもちゃんと歌のテクニックは入れて、お芝居と歌の絶妙なバランスを目指した」と、ノーネームの心情を表現するにあたって歌い方にもこだわり、最後に「『自分は何者だろう?』というテーマの先に見つける大切なものを、ノーネームの冒険を通してみなさまにも受け取ってほしい」と、語りました。ぜひ、宮野さんがこだわったこの歌唱シーンを最高の映画館環境でたっぷりと味わいつつ、ノーネームが最後に導き出した“答え”をぜひ劇場で受け取ってください。

また、本編ではこれとは他にもう一カ所大注目の歌唱シーンがあります。それが「なにもない僕」に対するスマーフェットのアンサーソング「あなたはあなた」です。こちらも同様、スマーフェットの吹替を務めた早見沙織さんが自ら歌唱しました。オリジナル版ではリアーナが歌ったこの楽曲を早見沙織さんがどのように歌い上げたのか、また、ひとり悩むノーネームにスマーフェットはどのような答えを出すのか、こちらにも期待が高まるばかりです。

宮野真守さん コメント全文

原音のジェームズ・コーデンさんの歌とお芝居が素晴らしいので、そのマインドやニュアンスも吹き替えで表現できたらと挑みました。その上で、日本語だからこそ見せられるものにも迫っていければと。ノーネームの「みんなと違って“名前すらない”というつらい悩み」を歌声にも乗せられるように、想いをしっかり意識して「歌いすぎない」と言いますか……でも、ちゃんと歌のテクニックも入れるという、お芝居と歌の絶妙なバランスを目指していきました。
「自分は何者だろう?」というテーマは、きっと誰しもが持ち得る悩みなのではないのでしょうか。それでも支えてくれる人がいたり、かけがえのない仲間がいたり。その先に何を見つけるのか。ノーネームのひたむきな冒険から、みなさまにも大切なものを受け取ってほしいと思います。

「なにもない僕」
歌:ノーネーム(宮野真守)

僕は 何者で
なにが できるだろう?
答え探して さまよい続けてる

みんな あるけれど
僕は 名前もない
本当の僕は どこにいるの?

僕にだけ なにもない
見つからない
輪の外ぽつんとひとり
この気持ちはきっと
誰にも分からない

僕にしかないものを
探し続けても
心は埋められない

この苦しみだって
誰にも分からない
いつだって僕は
なにもない世界にひとり
…ひとり